普通の季節性のインフルエンザはそんなに恐ろしい病気ではない。多くの場合、健康な人であれば感染・発病しても自然に治る病気だ。ただ、問題はその後で肺炎を合併したり、ぜんそくなどの慢性気管支炎や糖尿病などの持病を持っていたりする場合は、症状が悪化するような危険がある。
特に高齢者は、インフルエンザウイルスが体内から消えてからも、免疫が低下したために細菌に感染して起きる二次性の細菌性肺炎の危険がある。この病気は死に至る事例も報告されている。また高齢者が重症化して入院した場合、回復しても体力や活動力の低下から介護が必要になったり、寝たきりになったりする可能性もある。
小児は脳症が心配だ。特に乳幼児では、発症早期から非常に重症化して脳障害を引き起こすこともある。「命を失う場合もあれば、助かっても後遺症を残す場合がある。
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「高齢者、持病のある人は警戒を 季節性インフルエンザ」(時事メディカル)