COPDの実態調査アンケート締め切り延長のお知らせ

会員の先生方におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は日臨内の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこの度、本会において実施医科におけるCOPD実態を調査することとなり、11月に先生方にアンケート調査票をお送りさせていただきました。
返送期限は、12月末でしたが、回収率が目標に遠く及びません。つきましては、返送期限を2月29日まで延長させていただきます。是非ともご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、既にご返送いただきました場合にはご容赦のほどお願い申し上げます。
もし、さらにご協力いただけますなら患者様アンケートを可能分で結構ですので追加調査してお送りいただけると幸いです。

<本調査の意義>
厚生労働省の統計によるとCOPDによる死亡者数は2008年に15,505名、2012年には16,402名と増加傾向にあります。2001年に報告された大規模疫学調査研究(NICE study)によると、日本人のCOPD患者数は530万人と推定されましたが、そのうち受診・診断されているのは、わずか22万人です。500万人以上の潜在患者がいると推定され、その人たちは未治療の状態です。COPDは早期診断と早期支援(特に禁煙)により進行を遅らせることが示されていますが、一般社会での認知度は低いのが現状です。
今回日本臨床内科医会では、その実態を把握することで、今後の啓発や認知度の向上に役立てたいという趣旨で行っています。
このような調査は日本臨床内科医会でなければ実施が難しい調査です。会員の皆様には、お忙しい中お手を煩わせて恐縮ですが、是非ともご協力いただきたくお願い申し上げます。

日本臨床内科医会
会長 猿田享男
学術委員会呼吸器班々長 土屋 智