人を対象とした研究(臨床研究)は、すべて開始前に倫理審査会による審査を受けなければならない。倫理審査会は、臨床研究の倫理性及び科学性を審査し、被験者の人権と安全を守り、研究から影響を受ける社会を守り、さらに当該研究に携わる研究者を守るという役割を果たしている。
日本臨床内科医学会演題応募では、臨床研究は、倫理審査会の承認を受けているものでなければならない。一方、9例以下をまとめた研究性のない(診療の一環)症例報告は倫理審査が不要である。しかし、9例以下であっても、研究性のあるものは倫理審査会の審査が必要である。