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日本臨床内科医会 学術部 感染症班 本田 壮一
1) 原因不明の皮疹を伴う発熱患者は、細菌・ウイルス感染症に加え、リケッチア感染症を考慮。 治療の遅れが致命的になりうるので、日本紅斑熱を疑ったら、検体の採取・保存後、テトラサイクリンを投与する。 特に、4月下旬からの発熱患者には、マダニ感染症を鑑別に入れる。2) SFTSの根本的な治療はまだなく、疑われた場合は保健所に相談し、全身管理が可能な施設への入院を考える。3) マダニ虫体がついた患者は、Twisterで取り出す。抗菌剤は使わず、体温を記録し有熱時再診を説明する。