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かかりつけ医のためのWEB講座
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第20回(2023年9月)
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わかりやすい膠原病学
日本臨床内科医会 学術部 アレルギー・リウマチ 土田哲雄
1. 当初、クレンペラー博士が見出した膠原病に共通した病理所見の膠原繊維のフィブリノイド変性は、実際のところ、膠原繊維にフィブリンや免疫グロブリンが沈着したもので、フィブリノイド変性は病因とは直接関係がないことが明らかとなった。膠原病という呼称は、わが国特有のもので、欧米ではConnective tissue diseaseやRheumaticdiseaseの範疇で論じられている。
2. 膠原病で見られる滑膜細胞やリンパ球の異常増殖には、癌原性ウイルスが関与している可能性が濃厚である。その詳細なメカニズムの解析から標的分子が見出される可能性があり。
3. 抗核抗体は膠原病診断において重要な検査である。抗核抗体が豊富に産生される機序としては、生理学的な細胞死のメカニズムであるアポトーシスの失調が考えられる。
膠原病
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