日本臨床内科医会

かかりつけ医のためのWEB講座

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第8回(2022年7月)

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臨床医が知っておきたいB型肝炎、C型肝炎-ガイドラインの活かし方-

日本臨床内科医会 学術部消化器班 山田 俊彦

• HBV感染は一過性感染と持続感染がある。HBVマーカーの臨床経過と臨床的意義について。
• B型肝炎治療で、Peg-IFNは若年者を中心に期間限定で使用し、核酸アナログは長期間の投与が必要。
• HBV感染によりcccDNAが形成され、免疫抑制剤、化学療法などで再活性化されるリスクがあるため、ガイドラインに沿って診療を行う。
• HBワクチンが定期接種化されたことで、新規感染者は減少に向かう。
• DAA製剤の登場で、C型肝炎は100%近く治癒する。
• HCV排除後も肝臓癌が発生するので、サーベイランスは必要。
• 核酸アナログ、DAA製剤の登場で、肝臓癌も減少していくと考えられる。
• ウイルス肝炎、肝硬変、肝臓癌には、種々の医療費助成制度がある。